白神一ツ森自然学校

雪解け水は春の色

 先日、ご縁がありまして白神山地の自然学校の見学に行ってきました。今年はスポーツウーマンになる予定なので、山にも挑戦だ!と思っていたら、同行の方が、白神の山はすべてがとても美しいから、速さを意識したクライミングとかハイキングというよりは、植物など自然を眺めながらのんびり散策するワンダリングというのにとっても適しているんだよ、とのことでした。そっちのほうがやはり私には向いてるかも

 一ツ森自然学校は、古い小学校の校舎をそのまま使ったもので、グリーンシーズンには宿泊したりもできるそうです 段差の低いかんじとか、表が黒で裏が赤いカーテンとか、シールの貼ってあるオルガンとか、懐かしい気持ちになるひなびた場所です。今は事務所として使われている職員室で、ストーブにあたりながらお茶を頂きました

教室  芽吹き  杉林

 青森県西南部から秋田にかけて広がる白神山地は、数千年前から人の手の入らないブナの原生林が広大な範囲で残っている地域で、世界でも大変珍しく、山の奥の奥の核心部分が(とはいっても1万7千ヘクタール)世界遺産となっています。「白神山地」と呼ばれるエリアは13万ヘクタールに及ぶそうです。

 雪が深く、がけ崩れなども多い白神山地は非常に険しく、それが人の手が入りづらかった理由のひとつでもあるようです。しかし、成長が早いという理由でたくさん植林された杉の木ばかりの林に比べ、動植物の種類も多彩で変化に富み、独自の生態系ができているそうです。白神山地では昔からマタギと呼ばれる山男達が熊 や猪 を狩って暮らしていたそうです。山に敬意を持ちながら共存してくらすことのできた時代があったのですね。自然学校にはマタギの方々の写真や、なんと熊さんが部分的に 残っていました。。。

熊手  歯型

 ブナの木は大量の水を必要とするため、秋になると足元に落ち葉をたくさん積もらせて水を貯めて種が芽を出しやすい環境を整えるんだそうです。ブナの根元で栄養をたっぷり含んだ水は地下にしみこんで、100年単位の長い時間をかけて地下水となり、川となって海に注ぎます。豊かな自然の連鎖。白神山地を流れる大きな川のひとつ、赤石川は、普段は透明な水ですが、雨が降ると茶色く、そして雪解け水を含む今の時期には黄緑色 になるんだそうです。雪に含まれる不純物の影響だそうですが、春を目前に、鮮やかな薄黄緑の水がゴウゴウと流れる景色は、脈々と息づいてきた自然の生命力の逞しさを感じさせます(写真ではちょっと暗く見えますが、ホントはもっと鮮やか!)。

ブナの種  ブナの芽  ブナの芽 開きかけ  赤石川

 まだまだ雪が深くて山の奥までは入って行けませんでしたが、山道を少しいくと菊咲き一輪草やカタクリが点々と岩肌を彩っていました。そしてあちこちから滝のように雪解け水が溢れて川に注いでいました。なんて豊かなところなんだろうと、つくづく思いました。かつては厳しく人を寄せ付けない山であったのが、今は世界遺産として守られる場所になっている。私たちは自然を守らなければいけないと感じますが、結局自然を守ることで救われるのは私たち人間です。

菊咲き一輪草

 ある人が言っていましたが、私たちは個々がひとつの生命であると同時に、地球という大きな生命体の一部であると。環境のことや原発のことも、対岸の火事とは思わずに、自分の身体をいたわるような気持ちで、地球と共に生きていかなければならないんだ!と壮大な気持ちに浸りつつも、まぁテレビをみながらぐうぐう寝たりするわけですが、これからはいつもよりももう少し積極的に自分にできることをしていきたいと思います。


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No title

トレッキングでしょうか。
自然を満喫できるってステキですよね。

日本人はもともと
自然に感謝し共生していく
民族なのですよね。

それにしても「クマ」?
リアルですね。

Re: No title

山の入り口しか見ませんでしたが、
パワフルな場所だな~と感じました。
全部に命があるんだと思うと感動です!

熊の歯型は驚きましたが、
マタギさん達と写っていた写真では、
ぬいぐるみのようでかわいかったです。
山で会ったら腰を抜かすかもしれませんが!

Ranaさん、行動範囲がまた広がりましたね

素敵な出会いがあったようですね。
硬そうな殻を割って芽吹いているのは、誰かな?けなげですねi-245
特別山に興味がなくても、いろんな説明を聞きながら歩くのは楽しいものです。
わたしも昨日、2年ぶりに白神の入り口付近の山歩きに連れて行ってもらいました。残雪の間で満開の花たちが出迎えてくれました。
無理なく 自然を楽しみましょi-236

Re: Ranaさん、行動範囲がまた広がりましたね

orieさんも山歩きしたのですね!
美しい自然と健康はほんまに、何ものにも変えがたいですね。

人との出会いもかけがいのないものです。
大事にしないといけませんねe-241
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ラナ・クラクラ

Author:ラナ・クラクラ
 木の香り漂う「隠れ家」アロマセラピートリートメントルームです。より元気になるアロマセラピーを目指して日々精進しております。ぜひ一度遊びに来てくださいね!詳細は下の、「お店ご案内」の項目をご覧下さい。

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