鶯香

香の道

 日本の数ある芸道の中でも、マニアックと呼べる香道。休み休みですが、数年前からNHK講座で受講しています。気軽に参加できるシステムなので私にはちょうどいいです。アロマセラピストだし、匂いには敏感だし嗅ぎ分けなんて得意分野だ と思っていましたが。。

 香道に使われるのは、香木と呼ばれる、東南アジアのジンチョウゲ科の木だそうで、もともと香りはないそうです。しかし、何らかの出来事で傷ついたりした時に樹脂を出し、その部分がず~っと腐らずに熟成して香木となるのだそうです 水に沈むことから、沈水香や沈香木と呼ばれます。まったくの自然の産物なので大変貴重でそうです。香道で使うのは6種類の沈香木。一番有名なのは伽羅(キャラ)。キャラメル のような黒蜜のような甘くて上品な香りがします。⇒ 香木とは・・

 香木は昔々から大変大事にされており、東大寺正倉院には国宝となっている蘭麝待(らんじゃたい)が収められています。足利善政や織田信長が切り取って使ったそうです。宝物のように大切にされてきた香木を使って、季節や詩歌などを盛り込んだ文化的な遊び(ギャンブル?)、それが香道です

 香道のこの「遊び」を「組香」といいます。有名な「源氏香」は季節に関係なくできますが、「鶯香(うぐいすこう)」は春の組香。4種類の香木を、「松・竹・梅・鶯」に見立てます。「松・竹・梅」は試しといって前もって香りを確認することができます。簡単に言うと、松・竹・梅に、未確認の香りであるを足して順番をわからないように混ぜてから一個ずつ焚きだしていき、どれがどれかを当てるのです。言葉で説明すると難しそうに聞こえてしまいますが、やり方自体はそれほど難しくはありません。

 しかし、香りを当てるのは難しい!鼻はいいほうだと思うんだけどなぁ。で、そのお席で一番の高得点の人が成績表を持って帰ることができます。成績表にも書き方があり、上手な人が書いた成績表は大変美しく、もらえるととっても嬉しいです しかしこの会に参加している人たちは鼻がよい人が多く、私はめったに成績表をもらうことができません 自信あるのに外れたり、自信ないのにあたったり、そういうまぐれ当たりは、成績表でももらえれば嬉しいですが、勝負師としては納得いかないところがあります

 鼻に自信のある人は、是非一度試してみてください。ある記事で、香道では、香りを正面 からだけでなく横顔 や後姿 など、多方面からとらえると違いがわかりやすいと書いてありました。以来意識してはみるものの、感覚的過ぎて、身につくまでは時間がかかりそうです。

 香道が茶道のように広まらなかったのは、香木が高価で手に入りにくいことはもちろんですが、なかなか当たらないから面白くなくなるっていうのもあるかもしれません。しかしアロマセラピストである以上、嗅覚の勝負を投げだすことはできませんので、しばらく粘ってがんばろうと思います。道は遠い・・


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No title

奥が深い香道。

感覚に頼るところが
大きいので自分の体調も
とても重要では・・・・。

息子出産後
急性副鼻腔炎にかかり
匂い全く分からず。
味も分からず。
離乳食の味も分からず・・・。
友人に味見頼みました。


匂いと味のお話
になりました。(^O^)

Re: No title

akoさん
そうですね、体調は大事かもしれません。
香木の香りはアロマともまた違っていいものですよね。

しかし鼻が利かないのはごはんを作るのにはまったく
とっても困りますね。嗅覚と味覚はつながっているんですね。
大変でしたね~~e-330
プロフィール

ラナ・クラクラ

Author:ラナ・クラクラ
 木の香り漂う「隠れ家」アロマセラピートリートメントルームです。より元気になるアロマセラピーを目指して日々精進しております。ぜひ一度遊びに来てくださいね!詳細は下の、「お店ご案内」の項目をご覧下さい。

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 また、八戸から先生をお招きして、アフリカンタイコ「ジェンベ」のワークショップを毎月開催しております。ご興味のある方はぜひご連絡ください!

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